世界最古のバイクメーカー・トライアンフの歴史
トライアンフの歴史は非常に深く、その起源は1885年にまで遡ります。
イギリスで設立した輸入貿易会社がもともとの原型となっており、輸入販売を行なっていましたが、徐々に製造も行なうことになり、1887年に自社生産の自転車を販売する所からスタートしました。
1902年には他社製エンジンを自社製フレームに搭載したオートバイを製造し、1905年には完全自社生産車を完成させ、その名と轟かせていったのです。
1907年には自社製造マシンでレースにも参加し、その高い性能を見せつけました。
品質の高さに反して値段が安価で購入をしやすいことも特徴で、プロ向けだけではなく一般向けバイクも多数販売を行なう企業として、国内外を問わず多くのライダーを虜にしたのです。
1950年代にはハリウッド俳優が注目するマシンとして乗り回されはじめ、その事をきっかけに更にマシンの知名度が定着。
1984年にメリデン工場が取り壊されるなど様々なトラブルがありましたが、見事復活を遂げ、現在に至るまでトライアンフの名を轟かせています。
トライアンフの特徴紹介
トライアンフはとにかく丁寧に作られている彫刻のようなバイクを提供するメーカーとして知られています。
デザイン性はもちろんエンジン部分などの各種パーツまで徹底的に研究を重ね、エンジンの振動音までとにかく作り込みを行なった結果、心地よいサウンドを作り挙げるなど、細部に至るまでこだわり満載のバイクです。
トライアンフと言えば3気筒エンジンやパーチカルツインも特徴の1つ。
重要パーツをそのままに最新技術を組み合わせることで安定性能をプラスした、歴史と伝統芸能を見事に一致させたスタイルのバイクを提供しています。
デザイン性に機能性共にこだわりが詰め込まれたバイクを、比較的安価でゲットできるメーカーとして人気です。
トライアンフの代表車種
トライアンフは世界最古のバイクメーカーとして様々なマシンを提供しています。
その中でもスポーツタイプとして人気が高いのがデイトナシリーズです。
スーパースポーツタイプであるデイトナは、モデルも多数販売されており、デイトナ675トリプルなどクールでスピーディーなモデルが利用されています。
またトライアンフらしい懐古調なルックスが特徴的なモダンクラシックのスタイルも人気があります。
ボンネビルやスラクストンなど空冷並列2気筒エンジンを搭載した、見た目もエンジン音もトライアンフらしいスタイルが特徴的です。
中でもスクランブラーは2015年公開のジュラシックワールドの映画にも登場し、より高い人気を集めたモデルとして知られています。