ベスパの一味違う魅力とは?
小さめのサイズで、他とは違うバイクが欲しいとなったらやはりベスパという選択肢が上位に挙がってきます。
その魅力は、かわいらしくアンティークな香りのするデザインを真っ先に思い浮かべる人が多いでしょう。
確かにデザインもベスパの大きな魅力の一つですが、それだけではありません。
他のバイクにはない「面倒臭さ」というものも、ベスパの大きな魅力でありオーナーが愛着を持ってしまう理由なのです。
たとえば、給油する時にはガソリンだけではいけないという注意点があります。
ベスパは混合油にしないといけません。
これは、ガソリンと一緒に2スト用のエンジンオイルを入れて混ぜないといけないということです。
ガソリンだけで走らせてしまうとエンジンが壊れてしまいますので、常にオイルを持参してガソリンと一緒に入れないといけないのです。
ガソリンとオイルの割合も決まっていて、50対1で入れます。
こうした面倒がある分、いつも愛機のことを考えて乗ることになります。
他にも、スターターセルが付いていないモデルが多いという点も挙げられます。
多くの他メーカーのスクーターのように、ボタンを押せばエンジンが付くというのではなく、キックレバーを蹴ることで始動する昔ながらの方法となっています。
新しいモデルにはセルボタンが付いていますが、ベスパはビンテージシリーズが好きという人も多いのでこうした違いも覚えておきましょう。
面倒臭いバイクなのですが、それが愛着を持たせてくれて他のバイクにはない魅力となっているのです。
ベスパに乗る際のポイントとは?
上記のように、ベスパは気軽かつ簡単に乗るというよりも多少の面倒臭さがあるバイクです。
そのため、乗る際にもちょっとしたポイントを覚えておく必要があります。
たとえば、グリップチェンジです。
多くのバイクはシフトチェンジをフットレバーでします。
しかし、ベスパの場合はハンドル操作で行うシステムを採用しています。
具体的には、クラッチを入れた状態でハンドルグリップの左側を回転させることでギアチェンジできます。
他にはない特徴なので、慣れるまで練習してから公道に出た方が安心です。
また、ガソリンの残量メーターが付いていません。
走っている時にガス欠が起こり始めると、ガソリンが少なくなっているという合図です。
ベスパのおすすめバイク
たくさんの人気モデルがある中、特におすすめなのが「160GS」です。
スポーツタイプのモデルで、エレガントさを持ちながらもスポーティーな雰囲気を兼ねる美しいデザインが特徴です。
また、サスペンションやフォークなどのパーツも走りやすい仕様となっていますし、躍動感のある走りを実現してくれるエンジンも魅力です。
見て良し、走って良しの素晴らしいモデルです。