エンジンオイルの役割
エンジンオイルというのはエンジンを動かすにあたって重要な役割を担っています。
まず、エンジン内部の油膜を貼ることでエンジン内部の保護・潤滑を行なっています。
そして、エンジン内部を潤滑しているために、ゴミや金属片、金属粉といった汚れを取り込んでエンジン内の洗浄をする効果も持っています。
また、オイルがエンジン内を循環することでエンジン内に発生した熱を奪ってエンジン内を冷却する効果があります。
そして、シリンダーとピストンが動く時にできる隙間をオイルが密閉してエンジンの出力をしっかりと発揮できるようにする効果があります。
エンジンオイルがあるおかげで、エンジンに油膜を張ることができエンジンのサビを防ぐ効果もあります。
このように、エンジンオイルというのはエンジンが最大限に効果を発揮できるように、そしてエンジンが劣化するのを防ぐためにたくさんの役割を果たしています。
バイクがいつまでも気持ちよくそして良い状態で走れるようにするにはエンジンオイルを定期的にメンテナンスすることが重要なのです。
エンジンオイルは3つの要素で選ぶ
エンジンオイルを選ぶにあたっては粘度・規格・成分の3つの要素から決めていきます。
もちろん、これらを総合的に考えて、走り方やエンジンの種類、価格といったものを考えながら選ぶのも楽しいことです。
しかし、あまりにも色々と考えるのが面倒だと思うバイにはそのバイクの純正オイルを用いるのが手軽でおすすめです。
また、エンジンオイルというのは鉱物油と化学合成油とがあります。
原油から生成されたベース油に添加物が加えられた鉱物油はリーズナブルですが、粘度が低下してから復帰しにくいというデメリットがあり、化学合成油はナフサをベースとして化学的にせいせいされており、分子安定性がよく浸透性・潤滑性に優れていますがコストが高く、最近ではどちらもの中間的な性能を持つ半合成油が出て来ています。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの交換時期として、一般的な目安は3000㎞~5000㎞または年に2回と言われています。
距離は走らないという場合には、期間で見るよりも距離で見てしまうと交換時期が年に一度どころか数年に一度になることがあります。
逆に、よく走る人は時期で見てしまうとかなりの走行距離を走ってからオイルを交換することとなりオイルがかなり劣化した状態まで放置することになることもあります。
そこで、距離と時期とは自分の使用頻度や走行距離に応じて選ぶことが重要です。
エンジンオイルの交換はガソリンスタンドやバイク屋に行けば行なってもらうことができます。
しかし、道具を揃えればさほど難しくなく自分でも行うことができます。
そこで、自分でのメンテナンスをしたいというひてゃエンジンオイル交換からはじめて見るのもおすすめです。