バイクのタイヤ選び
バイクの運転をするにあたって最も消耗部品であるのがタイヤです。
日々、道路を走ることでタイヤはアスファルトと接しているため、少しずつ削れていきます。
走る距離や場所、そのスピードによっても異なりますが、ある程度の走行によってタイヤの溝がなくなっていき、溝がないことによって滑りやすくなりますし、あまり乗らなかったとしてもゴムというのは経年劣化をしていくものなので交換が必要となってくるのです。
タイヤにも様々メーカーから特色を持ったものが色々と販売されており、自分の走行目的や支払える価格といったものによって購入するべきタイヤが変わってきます。
タイヤもきちんと目的にあったもの、自分の好みのものを選べばそれによって走りも変わってきますから、ぜひ知識を身につけてこだわりたいものです。
タイヤの中身
タイヤとひとくくりに行っても、その中には2種類あります。
ラジアル機構とバイアス機構とがあり、それぞれに特徴があります。
>>6 タイヤの構造(2)ラジアル構造とバイアス構造|タイヤ基礎知識|日本グッドイヤー
ラジアル機構というのは、進行方向に対して直角にコードを配置していることで抵抗を少なくしています。
また、骨格がしっかりしていてタイヤの変形量が少ないのでスピードを出しても安定性が高いのが特徴です。
抵抗が少ないために燃費性能も高くなっています。
バイアス機構というのはコードに角度をもたせているタイプで、こちらがベーシックな形です。
乗り心地がゆったりしており、走っている時のハンドル操作も軽くなっています。
基本的にラジアル機構の方が価格は高く、レースやスポーツ、長距離のツーリングが多い人が使用することが多いです。
タイヤ表示の見方
タイヤを選ぼうと思った時に、その表示に様々な情報が書いてあることでどれを購入すれば良いかがわからないという人も多くいます。
タイヤというのは幅や扁平率、速度、構造、ホイール径、など使用するバイクによって様々なところを確認する必要があるものです。
これらの情報というのはタイヤの側面に書いてある文字情報を見て読み取ります。
タイヤやメーカーによって表示の仕方が異なりますが、基本的にはこれらの情報が全て書かれています。
自分が乗っているバイクによって、購入すべきタイヤのサイズや扁平率というのは決まっていますので、情報を見ながら自分のものにあったものを選んでいきましょう。
やはり、メーカーによっても特徴があります。
雨天での走行がしやすかったり、温度依存性が高かったり、クッション性が高かったり、摩擦に強かったりと様々です。
これは、自分の好みもありますし、運転する道や天候によっても合うものが違います。
雨の日の通勤に使っていれば滑りにくさは重視すべきですし、ロングドライブが多ければ走行性は重視したいです。
このように自分の走りの特徴と好み、価格と総合的に判断して納得できるものを選んでいきます。