スポークの錆を除去するのに必要な道具
バイクのメンテナンスにかなり気を使っていても、ふと気が付くとスポークが錆びていたと言う経験をしたライダーは多いのではないでしょうか。
スポークの錆というのは除去してもすぐに発生することが多く、しかも掃除が面倒だと言うデメリットがあります。
とはいえ、放置しておくと錆がどんどんひどくなってしまいますので、こまめに錆を除去することが重要です。
スポークの錆を落とすには、真鍮のブラシを使用します。
スポークとスポークが重なっている部分にも届きやすいような、細めのブラシがおすすめです。
真鍮のブラシはホームセンターで簡単に入手することができますので、使いやすいサイズのものを一本常備しておくといいでしょう。
これ以外に、スポークに吹き付けて使う錆落とし剤と紐、サビを落とした後に使用する研磨剤(ピカールなど)、パーツクリーナーなどが必要です。
オプションとして、サビ取り消しゴムやスチールたわしなどを用意するのもおすすめです。
ただし、スチールたわしは目の粗いものではなくて目の細かいものを選ぶことが大切です。
目の粗いスチールたわしでスポークをゴシゴシとこすってしまうと、傷がついてしまい、そこから錆が発生しやすくなります。
錆取りの手順
まず最初に、真鍮ブラシを使ってスポークの表面にこびりついた錆を落としていきます。
スポークをあまり削りすぎてしまうと折れる可能性も出てくるので、擦りすぎないようにします。
次に、紐と錆落とし剤を使ってスポークを一本一本磨いていきます。
紐をスポークに巻きつけて、左右交互に引っ張りながら丁寧に磨きます。
次は研磨剤を使ってスポークを丁寧に磨きます。
手をかければかけるほど美しい輝きを得られるので、ここは時間をかけて根気よく作業を行うことが大切です。
スポークに塗装する場合には、パーツクリーナーを使って塗装する部分の油汚れなどをきれいに拭き取ります。
日頃から錆対策を怠らないことが大切
スポークはこまめに手入れをしても錆が発生しやすい部分なので、錆対策を施してしまうのも一つのアイディアです。
スポークを専用の塗料で塗装することによって効果的なサビ対策をすることができます。
塗料をブラシで塗ることによってスポークの一本一本にまで塗料が行き渡り、均一で美しい仕上がりを期待することができます。
バイクのメンテナンスにあまり時間をかけたくないと言うのであれば、スポークをステンレス製のものに交換してしまうのもおすすめです。
この時、スポークだけではなくてリムやホイールベアリングなどもステンレス製にしてしまえば、かなり有効な錆対策を施すことができます。
スポークの交換は難易度が高めなので、できればバイクショップに作業を依頼したほうがいいでしょう。