温泉にグルメに観光と欲張りのツーリング
富良野周辺には様々なスポットが集中しており、どこを選ぶか迷いそうなくらいですが、ツーリング・観光・グルメ・温泉と贅沢に回れるツーリングコースを紹介いたしましょう。
最初に尋ねるのは、ミステリアスなブルーをした美瑛の青池で、Mac OS の壁紙として使われて話題となった美しい池は、美瑛川の堤防補修のとき偶然できたされ、ブルーに見える理由は今のところ不明です。
また、美瑛は花畑が有名で、広大な敷地を持つ四季彩の丘の多種類の花が帯状に真っ直ぐに並んで咲く様子は海外の国旗のようで圧巻の一言です。
四季彩の丘2Fの「フロックスホール」では名物ジビエ料理の蝦夷鹿カレーを賞味する価値があります。
蝦夷鹿の頭数が多くなりすぎ耕作地を荒らす鹿を駆除して有効に活用するため考案された料理だそうです。
豊富なタンパク質を含み脂質が少なめの鹿肉は、濃厚なカレーの影響か匂いも癖もなくあっさり感じます。
15km以上のストレート道路を疾走
ここから富良野市内に向う県道 298 号は約16kmものストレートな道が伸びる快適な道路です。
富良野市内の最初の目当ては「フラノデリス」で地元原産のしぼりたてミルクを贅沢に使用したソフトクリームを堪能します。
静かな住宅街に佇むこのお店は店内の雰囲気もGOODで人気が高く、シーズンを問わず込み合っています。
この後は十勝岳温泉を目指して、一気に富良野盆地が見下ろせる標高 1200mまで駆け上がります。
十勝岳温泉で一日を締めくくる
十勝岳温泉の名前の由来は十勝岳連峰にある三段山の中腹にあることで、数ある北海道の温泉地では最も高地に所在しています。
この温泉は登山に当たってのベースキャンプとしても活用されており、温泉地へ向かう道路の突き当りには、登山客が利用するためのパーキングが用意されていて、ここから登山道へ続きます。
この温泉地の宿泊施設は3軒あり、共同浴場はないのですが日帰り利用の場合は旅館が用意している「日帰り入浴」を使います。
引いている源泉が異なることから3軒の宿泊施設で泉質が異なっています。
1つ目の「凌雲閣」は開業が昭和38年と最も早く、1号泉は、鉄分やアルミニウム、カルシウムを含むお湯で源泉の温度は約37度、2号泉はカルシウム・ナトリウムを含むお湯で源泉の温度は約53度で十勝岳安政火口付近からの引湯です。
2つ目の「カミホロ荘」は、元は国民宿舎として昭和42年に開業した施設で、温泉はアルミニウムやカルシウムを含むお湯で•源泉温度は約29度です。
3つ目の「思惟林」は2014年に改名された施設で、温泉は、鉄分やアルミニウム、カルシウムを含むお湯です。
十勝岳温泉の最大の魅力は露天風呂から一望できる富良野盆地の景色です。
ツーリングの疲れをいやすには、ホテルの狭いバスやシャワーではなくて温泉がベストですよ。