東京都心からでも日帰りできる手軽さが魅力
伊豆半島は関東では最も手軽に出かけることが可能な、定番となっているツーリングスポットで、走行経験がある方は少なくないでしょう。
ここでは、都心部から日帰りできる伊豆半島のツーリングルートをご紹介します。
出発点は、都心部からアクセス性に優れる「トーヨータイヤ・ターンパイク」が便利です。
東名高速と小田原厚木道路、西湘バイパスを利用すれば混雑も少なく、都心からの所要時間は60分程度で到着できます。
都心から小田原の間はツーリングに向いた快適なロードはありませんので、高速道路を利用し時間を短縮してここまで向かう方がメリット大です。
高速を使わずにターンパイクに到着するまでに時間をとられてしまうと、景色の良いツーリングに最適な伊豆半島を走行する時間が制限され、日帰りでのツーリングは無理があるのです。
箱根の山を登るには様々なルートがあるのですが、このターンパイクは特に交通量が少ないため早くたどり着けることと途中の展望台からの見晴らしが気持ちいいのです。
天候の変化が速い地域ですが、大観山から美しいブルーの相模灘を見晴らせます。
カーブが続くワインディングロードで、走りを楽しむ方には最適ですが、ライディングだけではなく、景色も楽しみたいものです。
展望台で景色を見ながら、コーヒータイムも気持ちがいいですよ。
昔ながらの山村の風景が楽しめる伊豆中腹の山道
次に向かうのは、十国峠を縦貫する県道20号の「熱海峠IC」から近い伊豆スカイラインです。
十国峠から伊豆スカイラインに向かうロードは山に沿って高い地点に敷設されたロードで、左右に昔ながらの村落や太平洋の景色が楽しめるおススメのツーリングルートです。
混雑もなく、景色を味わいながらゆったり走るという、まさにワンランク上質のツーリングと言ったところでしょうか。
ロードの左右の感じは長野を走るヴィーナスラインのように爽やかな高原のようなイメージで展望台が複数個所につくられていますので、好みにあった景色の場所で休憩できます。
伊豆スカイラインの景色を楽しみ「冷川IC」で有料道路をおりて、まっすぐ進むと天城高原方面です。
今回紹介するルートとは違いますが、半島の東を回って向かう天城高原もキレイな景色が楽しめるいいスポットです。
ここからは県道12・59・国道414とツーリングを楽しみますが、山あいの道路だったり海が見えたりと、様々な風景が楽しめるのがこの半島の魅力です。
国道414をまっすぐ南に走れば下田に着きますので、ここでは幕末にやってきた黒船に思いを馳せて海を見つめる姿が似合いそうです。
ここまでの道沿いには、わさびを売る店があったり、道の駅があったりと、休憩がてらお土産を探すのも楽しいですよ。
海沿いを北上しながら夕暮れの富士山の眺望を楽しむ
国道136号から海沿いの県道16号に入り、海岸線の風景を堪能します。
石廊崎の先にある休憩所から望む、駿河湾からそそり立つ断崖の景色は自然の作る力強さと美を兼ね備えたもので感動的です。
県道16を進み国道136と合流し、海岸線と山中のロードを繰り返しながら、ひたすら北を目指します。
海岸線は崖沿いが多く、海面から高い位置から眺める夕日に映える海の風景は、また違ったものがあります。
国道136から県道17へ進むと、道幅はぐっと狭まり、カーブが続くので、対向車に気を付けましょう。
県道17に入る前後で、前方に富士山が見え始め、進むにつれてアップされて迫力を持って迫ってきます。
ツーリングに向いた走行が楽しめるロードはこの辺りまでで、沼津市内に入った後は東名高速道路を使って東京へ戻ります。