絶景とマイナスイオンで涼を求める
真夏のツーリングに最適な場所は、避暑地に限りますが、可能であれば出発する時間も気温の上昇前の早朝がベストです。
今回は夏季のツーリングにベストな軽井沢のおすすめスポットを紹介いたします。
早朝に上信越道の松井田妙義ICに到着する時間であれば、混雑することもなく、スムーズに走行が可能です。
ICを出たあとは、県道51号と国道18号を走って一路、軽井沢に向けて走ります。
国道18号を走るとすぐに、左方に雄大な岩肌をあらわにしている妙義の山々を眺めることが出来ます。
峠の釜めしで有名なJR信越本線の横川駅を過ぎれば、国道18号は、新・旧の2つの道路の分岐点があらわれますが、旧道沿いの景観に優れた碓氷湖と、珍しい眼鏡橋が今回おススメの観光スポットの1つです。
旧道の碓氷峠は、180以上のカーブが続くワインディングの峠道で、ストレートな区間がほとんどないと言っても過言ではありません。
また道の舗装状態も良く、クルマでは厳しいタイトコーナーが続くのですが、バイクで走行するには最適で、楽しめるロードと言えます。
気温が上がっていない午前であれば、なおのこと快適に走れます。
珍しい眼鏡橋と絶景の碓氷湖
この道沿いには、急な斜面を登る鉄道のために、駆動輪の中央に歯車が付けられ、坂に差し掛かる場所のレールの中央に歯車に対応するレールが敷かれるというアプト式の鉄道時代に使われていた珍しい文化材の、めがね橋が有名で、早い時間でも人気です。
このメガネ橋は下からの写真が美しく撮れ、撮影スポットとしても人気です。
ただしこの場所は、駐車スペースが狭くクルマが2、3台もとまればいっぱいになります。
本来のパーキングは、少し先のカーブを2つ位越えた場所ですが、バイクであれば反対側のクルマが入れないスペースに駐車できますので他車や走行車両の邪魔にならないように注意して止めましょう。
碓氷峠のスポットのもう1つは碓氷湖で、見落とされがちですが空のくっきりとしたブルーと山並みのグリーンが絶景で一見の価値はあります。
また景色のみならずトイレもキレイに整備されており休憩所としても適しています。
別荘地の中に佇む雲場池と映画のモデルとなった旧三笠ホテル
碓氷峠を越えて軽井沢へ入ったあと、県道133号を利用して雲場池を目指します。
途中で、珍しいロータリー型の交差点がありますが、左に回りUターンするような角度で、4つ目の道に進みます。
少し進めば、右方向に紅葉が有名な雲場池があらわれますがこの時期は涼しげな趣があります。
この後、県道133号に戻り北に向かって白糸ハイランドウェイを目指す途中に映画「風立ちぬ」のモデルに使われた旧三笠ホテルが建っていますので、時間が許せば立ち寄ってみてはいかがですか。